恋愛はきゅうりみたいに人を成長させる……かもしれない

こんばんは!きゅうり野郎です!夏真っ盛りですね、夏と言えば甲子園、花火大会、海、バーベキュー、きゅうりですよ!きゅうりって1日に2cmくらい伸びるらしいです。成長著し過ぎだろ!

 

さて、引き続き前回の続きになります。話が長いですね、きゅうりみたいに長いですね、多分あと2~3回くらいは続きそうですが、初恋の話って、青臭くてええやん…?というわけで、駄文と青臭い思い出にお付き合いいただければ幸いです。

 

~前回のあらすじ~

きゅうり野郎、勝算なく告白して玉砕。学校に行きたくなくなる

 

 

 

告白したのが夢だったらどんなに良かっただろうと目覚めた次の日の朝、これが逃れようのない現実だよと染みのついた枕が語りかけてきました。どうにかして学校を休めないか画策するきゅうり野郎ですが、インフルエンザ以外の耐性が圧倒的に強く、基本的に健康に毎日を送る私には策はありませんでした。

 

重いどころか鉄みたいになった心と身体を引き摺りながら学校へ到着すると、幸か不幸かで言えば100%不幸にもKさんと下駄箱でガッツリバッティングをしてしまいました。

 

K「あ、きゅうり君おはよ!」←いつもと変わらぬスマイルピカーン

 

きゅうり野郎「お、おはよう……」←干からびすぎて原型を留めていないなにか

 

なんということでしょう、きゅうり野郎全く目を合わせられません。

 

(やばい……気まずい……なに話せばいいかわからない……辛い死にそう)

 

どんなに万能な人間でも、こんなシチュエーションで立てられる策は多くはありません。基本的に一択です

 

「……じゃ、じゃあ先に行くから。」

 

そう、余りにも追い込まれた状況に陥った場合、これに勝る策はありません。何も問題は解決してないんですけどね(苦笑)

 

その後も上手くKさんをかわし続け、ようやく学校も帰りのホームルームを行うまでに時間が経ちました。何をしたわけでもない、なのにどっと疲れていました。今日は部活もない、早く家に帰…………ん?なんで今日部活ないんだっけ?

 

先生「はい、じゃあ今日は学期末清掃です、担当になった仕事をきちんとやってねー」

 

そうだった、大掃除があったかとげんなりしながらも、もう少しで帰れる安堵感から周りの友人とかったりーなーと軽口を叩く余裕も出てきたきゅうり野郎ですが、彼は知らなかったのです。災厄は忘れた頃にやってくると。

 

愚かな分配をする先生「じゃあ1、3、5班は掃き掃除を、2、4、6班は拭き掃除をやって下さい」

 

4班の私は、うわーめっちゃつめてぇじゃん最悪だよーと悪態をつくサッカー部の友人モンタロウを横目に、もっと最悪な事態が展開していることに気付きました。

 

Kさん、2班やん。

 

 

かくして、私にとっては気まずさの極みである拭き掃除タイムがスタートしました。こうなったらやることは一つです、さっさと終わらせて帰るしかない。長く過ごした学生生活の中で一番真面目に掃除した日だと断言出来るくらいには真面目にやりました。いつもならやる雑巾キャッチボールなどしてる場合ではありません。モンタロウが「きゅうり!バックホーム!」と言いながらバケツの近くにいる私に雑巾の役目を終えてボールになったものを投げ込んでもワイルドピッチだよーと言って避けてスルーです。ホームには俺が帰りたいんじゃという具合でした。

 

ともあれ、掃除も終わりの兆しを見せてきて、一安心しながらバケツの前にしゃがみこみ、雑巾をしぼっていた時のことでした。

 

K「サボってんなよ~(笑)」

 

ここで満を持してKさんが登場です。私の隣にしゃがみ、冷たい~と言いながら雑巾を絞っています。ガヤガヤした周囲に比べて、ここだけがシンとしてました。

 

きゅうり「あの……昨日は、ごめん」

 

こう言うのが正しかったか間違えていたかは分かりません。ただ、咄嗟に出た言葉なので本音だったんだなと思います。急に好きだと言って驚かせてごめん、気まずい思いをさせてごめん、迷惑かけてごめん、色んな申し訳なさが混ざっていたような記憶があります。ただ、そう言ったことで、私はKさんに救われることになりました。

 

K「謝らないでよ、ありがとう。嬉しかった、本当だよ?」

 

久々に顔を上げた気がしました。間近にあるKさんの顔は、やっぱり笑っていて。だけど、何とも形容のし難い柔らかい雰囲気を纏った、今まで見ることのなかった表情のようでした。

 

K「きゅうり君が嫌じゃなかったら、これからも友達としてよろしくお願いしたいんだけどな?」

 

きゅうり「Kさんが嫌じゃなかったら、俺は大丈夫だよ」 

 

K「ありがと、じゃあもうスルーするなよ?(笑)」

 

きゅうり「……!し、してないし!」

 

K「きゅうり君は嘘つきだね(笑)」

 

きゅうり「……ははっ、そうだわ(笑)」

こうして、Kさんのお陰で私たちは以前のように気軽に話す友人関係に戻りました。私はといえば、そうやって気まずくならないよう配慮してくれたKさんに惚れ直してしまったのですが、今の自分に出来ることはKさんが望む関係を維持することだと自覚することが出来たので、見事に下心を隠して接することが出来ていたと思います。

 

Kさんは結局バレンタインデーに想い人である隣のクラスのイケメン君にチョコを渡して付き合い始めたことに家で死ぬほど落ち込み、ほどなくして別れた話を聞いて家で小躍りする自分が嫌になって若干落ち込んだりもしました。私も私で、ありがたいことに何人かの女の子から想いを告げていただいたりもしましたが、Kさんをバッチリ引き摺り続けていたので本当にごめんなさいと丁重にお断りをして、恋愛とは程遠い生活を送りました。

 

その均衡が破られ始めたのが、進級した3年生の7月頃のことでした。私とKさんの関係が、少しずつ変わっていきました。

 

 

その詳細は次の記事へ続きます!

 

長々と最後までお読みいただきありがとうございました!自分で書き起こすと、何ともじれったい恋愛してたんだなと痛感します、青臭いきゅうり野郎の面目躍如ですね(笑)もし、お暇があれば、またお付き合いいただければと思います。

 

失恋は塩漬けくらいしょっぱくてちょうどいい

こんばんは!きゅうり野郎でございます!汗のかき具合が半端じゃありません!身体を動かす仕事をしている私、この1ヶ月で3キロ痩せました。うーん健康的。だけど、もうちょい休み欲しいんだよなぁ……

 

さて。今回は前回に引き続き、私きゅうり野郎の青臭初恋エピソード回でございます。簡単なあらすじは書きますが、前回のブログを読んだ方がきゅうり野郎の酷さがよりダイレクトに伝わるので、興味を持っていただけた方はお時間のある時にでもご覧下さいな!

 

~前回までのあらすじ~

クラス替えで人見知りを爆発させる当時中学二年生のきゅうり野郎。そこに声を掛けてくれたのはショートヘアーの女の子Kさん。彼女の優しさに対して中学二年生らしく厨二病を発症し、正気の沙汰とは思えない塩対応(きゅうりだけに)をするきゅうり野郎。しかし、Kさんの可愛さに一目惚れをしてしまう。塩対応(きゅうりだけに…ん?しつこい?)をしたことを後悔しながら、後に中学卒業まで続くきゅうり野郎の初恋が幕を開けたのであった。

 

 

Kさんとの邂逅から早半年。クラスの男子たちに恵まれ、私は楽しい学校生活を満喫しておりました。給食のデザート・牛乳ジャンケンはもちろん、給食を10分以内に食べ終わり、昼休みが始まる前に校庭に飛び出し一番良い場所をとってクラスのみんなとサッカーをするという、こうして書くとまさにリア充ライフでしたね!(部活のバスケ部は調子悪かったですが…。致命的に体力が無いというのが仲間内での総意でした(苦笑))

 

当のKさんとも、あの地獄のファーストコンタクトがウソだったように気兼ねなく話せるようになっていました。私がKさんの立場なら私には絶対話し掛けないだろうに……。私がきゅうり野郎なら、Kさんは阿弥陀仏陀かなんかの化身だったのかもしれません。

 

Kさんは、本当に可愛い女の子でした。爛々とした瞳や、笑った時にキュッと上がる口角と笑窪に私は見事に心奪われていましたが、外見だけでなく、人懐っこく明るく素直な性格が見てて気持ちが良かったものです。当時の自分にはちょっと足りていなかった部分なので、尚更惹かれたのかもしれません。

 

今でもこんなにのろけてしまうぐらいですから、当時のきゅうり野郎はそれはもうすごかったですよ。少しでもかっこよく見せるためにワックス(しかもスーパーハードタイプのジェル)をつけて髪を皇帝ペンギン並みにバッキバキにしたり(当時の自分を見たら自殺する可能性あるくらい変だったと思う)、腰パンしちゃったり、お昼の放送で流れた曲に「きゅうり君!これ○○の新曲だよ!私○○大好きなんだぁ♪」とKさんに言われれば「あー俺も好きだよ、超良いよねー!(実は全く知らない。むしろ音楽に全く興味ない。アニソンしか借りたことなかった。90年代のアニメは神過ぎた)」と言って話を弾ませた日の帰りにTSUTAYAに行ってアルバム全部レンタルしてそのアーティストを覚える(それがきっかけで音楽に滅茶苦茶ハマって将来はバンドに目覚めることになるとは当時14歳のきゅうり野郎は思ってもみなかったのである)とか、まぁ思春期の勘違いした男なら大抵通るであろう道を脇目も降らず爆進し、少しでもKの目に止まるよう正誤は度外視された努力を続けていました。まぁ、それが楽しかったりもするんですよね。

 

特に進展もなかったけれど、Kさんともそこそこ仲良く話せてもいるし、クラスの男子はみんな良い奴らだし、部活もなんだかんだ楽しかった。勉強と、姉貴がグレにグレまくってた以外は何もかもが順調でした。……あの冬までは。

 

ある日、私は一番耳に入れたくない噂を聞いてしまいました。

 

ーKさん、隣のクラスのイケメン君が好きなんだってさ

 

 

えぇ。青天の霹靂ですよ。いやそりゃKさんも思春期の女子だし?恋の一つや二つ、しますよそりゃ。

 

しかし、相手が悪すぎました。隣のクラスのイケメン君とは、サッカー部のエース、学力優秀、超絶イケメン、同学年はもちろん、上の学年と下の学年の女子たちからもキャーキャー言われるという、(え?それなんて僕が考えた最強の主人公?)みたいな、モテる条件特盛り全部乗せみたいな男でした。どう贔屓目に見ても顔は下の上、運動神経中の中、学力文系以外ほぼ全滅の私には逆立ちどころかバク転したって勝てる相手ではありません。そもそも運動神経中の中だから逆立ちもバク転も出来ません。

 

しかし、当時の私は勘違いが服を着て歩いているような人間、馬鹿すぎる脳みそが捻り出した答えは至って陳腐なものでした。

 

「二人が付き合う前に俺が告白してしまおう!」

 

…………おいきゅうり野郎よ、文系が得意というなら人の心の機敏をちゃんと読み取りなさいよ。

 

(間違っている)覚悟に覚悟を重ね、私はクラスの連絡網を見ながらKさんに電話を掛けました(直接言わんのかいっ!)。

 

あ、蛇足ですが、今の若い子たちは手軽に携帯を持てるようになってメリットも大きいと思うけど、あの家に電話を掛けるドキドキ感を味わうことはもう無いんだろうなと思うと、自分がちょっと得した気分になります。

 

K「もしもし、Kですが~」

きゅうり「あっ、もしもし、Kさんと同じクラスのきゅうり野郎と申しますが、Kさんはいらっしゃいますでしょうか?」←これを滅茶苦茶噛んで言う

 

K「あっ、きゅうり君!私わたし!どうしたの?」

 

きゅうり「……あのさ、俺、ずっと前からKさんのこと好きだったんだ……」

 

K「えっ!!……ありがとう、でもごめんなさい、私、好きな人いるんだぁ……」

 

きゅうり「……そっか、そうだよね、いやこっちこそ急にごめん、気にしないで、それじゃあ……」

 

ーもちろん勝算はありませんでした。私はただのクラスメート。それ以上でも以下でもない。冷静に考えれば当然の結果です。それでも、私にとってそれは初めての失恋でした。不覚にも目に滲んでくるものを必死に塞き止めるように、枕に顔を埋めましたが、枕はただただ湿っていくだけでした。

 

クラス替えをしてはじめて、学校に行きたくないと思った、中学二年の冬休み直前に控えた夜でした。

 

……しょうこりもなく続く!

 

 

 

 

 

 

 

初恋は青臭くてちょうどいい

こんばんは、きゅうり野郎です。いやー暑い!なんだこれってくらい暑い!私の地域は本日最高36℃。そりゃあ喉も渇けば頭の皿も乾きますわい。仕事の帰りはコンビニに寄ってサクレを買うのが最近の唯一の癒しです。……侘しい!でも、そんな侘しい干からびきゅうり野郎にも、瑞々しく青臭い(青臭いのは今もだった)時代が遠い昔にありました。今回は、恥を忍んでそんな昔話をば。

 

 

時に19XX年、中学二年生の頃のお話です。当時の私はとにかく人見知りの勘違い野郎でございまして、進級してクラス替えになった始業式当日の教室で、完全に浮き足だっておりました。一年生の時に仲の良かった友達とは見事に離れ、自分の学年だけでも40人はいるバスケ部の仲間とも全く一緒にならず、このクラス編成を考えたであろう教師陣に割りとガチめな呪詛を唱えたいと思ってました。

 

そんな私は自分からは話し掛けないスタンス(厳密に言えば話しかけられない)を貫かんとばかりに、賑わう教室の中で独り本を読んでいました。今でもその本を覚えています。空想科学読本第二版。大人になった今も尚、ちゃんと本棚にもあります。うーん、本のチョイスがひどい!(笑)しかし、どれだけ活字を追っていても、中々頭には入ってきません。考えているのは本の中の「仮面ライダーが変身するには現実的に考えるとこれくらいの電力が必要だ」とか、「ウルトラマンが着地したら大津波が起こる」なんてことではなく、(あー頼む、優しい男子よ、俺に声を掛けてくれ、俺、人見知りだけど仲良くなるとめっちゃ喋るタイプなんだよ!)ってことばかりでした。他力本願この上ないですね、青臭いどころか萎びたきゅうり野郎ですよ。

 

そんな時でした。

 

?「ねぇねぇ何読んでるの?」

 

明らかに私に向けられた声に(むしろ他にも私と同じように本を読んで独りっきりの人がいたらますますクラス編成の出来を疑うところだったでしょう)驚きつつ、しかし平静を装った風にちらりと目を活字から声のした方へ向けると、そこに立っていたのは、後に友人となるサッカー部の、イケイケ盛り上げ系キャラの彼でもなく、後に友人になるサッカー部の、時代を先取りしたシュール系超絶イケメンでもなく、後に友人になるサッカー部の、勉強も出来るが冗談も通じる、でも負けず嫌いな彼でもなく、(みんなサッカー部じゃねぇか!って感じですが、異様にサッカー部が固まってました、彼等の他にもまだいます、その人たちとも友達になりました。みんな良い奴らだった)髪が肩につかないくらいに切り揃えられた、ショートヘアーの女の子でした。

 

お、女かよ!と気付くと同時に、当時思春期真っ盛りで女の子を(悪い方向に)バリッバリに意識していた私は反射的に本に目を戻し、こともあろうに、せっかく声を掛けてくれた彼女の質問に対して、冷たくこう宣うのでした。

 

「何読んでるのって、本だけど?」

 

……アウトです、完全にアウトです。こいつは何を勘違いすればこういう態度を取るんでしょうか。いくら女の子に免疫が無さすぎたとはいえ、この人としてあるまじき態度と厨二病っぷり。これは本当に今でも反省する、私きゅうり野郎のダメダメランキング上位にランクインする致命的な恥です。しかし、そこは萎びたきゅうり野郎、まさかこれだけでは終わりません。

 

女の子「へ、へぇ、そうなんだ、なんていう本なの?」

 

萎びたきゅうり野郎(……スッと本の背表紙を女の子に向ける、その間一言も発せず。)

 

ツーアウト。

 

女の子「…ふ、ふーん、その本、面白いの?」

 

どぐされくそきゅうり「つまんなかったら読んでないよ」

 

はいスリーアウト。完全にゲームセット。こうして字面で見てみると、改めてただの最低でクソッタレな人間ですね…。タイムマシーンがあったら一番最初にやり直すのはこの場面でしょう。いくら反省してもし足りない、私の純度100%の恥部です。

 

さすがにとりつく島のない私に(むしろスリーアウトまでよくとってくれた。普通ならワンアウト目で没収試合だ)、苦笑いを浮かべながら、「そ、そっか、なんか邪魔してごめんね、これからよろしくね!」と言って、最後まで礼儀正しく女の子はその場を去り、私の席の斜め後ろに座り、近くの女の子と話を始めました。私は心の中でごめんなさいを連呼することしかできないチキン野郎でした。きゅうり野郎ですらありませんでした。

 

しばらくするとホームルームがはじまり、新クラスらしく、そして中学生らしく自己紹介カードの作成が開始されました。名前、入ってる部活、趣味やら誕生日やらを記入したら教室の横の壁に席順の並びで貼っていきます。

 

そうして出来上がった自己紹介カードを、担任の先生の話をぼんやり聞きながら眺めていくと、一枚の自己紹介カードに目が止まりました。

 

(あ、これ順番的にさっき話し掛けてくれた子のやつだ。へぇ、Kさんって言うのか。さっきは本当に悪いことしたな……。)

 

そう思いながら、Kさんの席の方へチラリと目を向けた時でした。

 

雷が6発は落ちた 

 

それくらいの衝撃でした。端的にいって、Kさんはその辺には滅多にいないような、飛びっきり可愛い女の子だったからです。少女漫画かよってくらい大きくキラッキラした目がとにかく素敵な女の子でした。ここまで読めば皆様もお気づきでしょう、何とも調子の良いきゅうり野郎は、Kさんに一目惚れをしてしまったのです。そして、この初恋は中学を卒業するまで続くことになるのですが、それはまた次回のお話に……。

 

……いやーきゅうり野郎本当に最低だな!ただの嫌な奴だな!そう思われる方が大多数でしょう。不快になられた方、申し訳ございません。しかし、本当に最低だった私を成長させてくれたのは、Kちゃんはもちろん、クラスや部活の友達や数少ない私が恩師と呼ぶ先生の存在でした。次回以降、少しでもその辺を掘り下げて赤裸々エピソードをお送りしたいと思います!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!熱中症対策をお忘れなく、明日も元気に頑張りましょう!

 

 

 

 

理不尽とは

こんばんは、きゅうり野郎です。一昨日は七夕でしたが、何もせず終わりでした…。誰かも言ってましたが、大人になるって、悲しいことなの…。

 

さて、今日のテーマは理不尽についてです。嫌ですね、実に嫌なものです。私レベルになると字面を見ただけで嫌になります。もっとも、好きな人なんているわけもないですよね。基本的に無い方が良いし、誰もが理不尽な目にはあいたくないと思っているハズです。

 

じゃあ何故、世の中はこれほどまでに理不尽に溢れていて、理不尽がでかい顔をしてるのか。挙げられる理由はいくつかありますが、私が着目したいのはその内の一つ「諦め」についてです。

 

人間、小さい頃からしわくちゃになるまで、大小様々な理不尽に出くわし続けます。皆様にも心当たりはないでしょうか?学生時代、理不尽に教師や親に怒られたとか、社会人になったら職場で上司や先輩に全く納得のいくものではない叱責や処遇を受けたとか。全く自慢になりませんが、私は腐るほどあります。特に社会人になってから。その度に心の中で(お前きゅうりじゃなくて良かったな、お前がきゅうりだったらお前は今頃の俺の腹の中に入って翌日トイレに流されてるぞ)と、有り体に言えばぶっ○すぞと悪態をつきながらも、はい、申し訳ございませんでしたと頭を垂れる日々でした。多分、世間の多くの人がこの対応を正解だと言うのかと思います。

 

しかし、私はこれこそが世の中の理不尽をさらに増長させる原因になっているのではないのかと考えています。

 

「仕方ない」

「仕事をするってそういうこと」

「お給料は我慢料」

「今のご時世、どこもこんなもんだ」

「理不尽を乗り越えて成長していく」

「それが大人だ」

 

こういうフレーズを聞くと、正直、「ばっかじゃねぇの頭沸いてんのかよ」と思わずにはいられないのが青臭さ全開の私きゅうり野郎です。そう言って理不尽を飲み込んで進んでいける人間は確かにすごいんですよ。大事じゃないとも言いません。現実的に考えれば、人が人として生きていく以上、大変残念なことに理不尽は無くならないのですから。

 

しかしですよ?どう考えても明らかにおかしい、それに異を唱えることをしない、というのは、理不尽と闘うことを諦めるということなのではないのかと思うのです。

 

もちろん、飲み込むことが正しい選択肢である場合だってあります。というかそっちの方が多いと思います。だけど、

 

サービス残業を毎日4時間も5時間もさせられる」

 

「昨日の指示通りに動いたら今日になって怒鳴られる」

 

「出勤時間の1時間前にいない奴はやる気のないやつだ」

 

「休日出勤になったけど振替休日は無い」

 

「まるでヤクザみたいな口調で他のスタッフの前で吊し上げたり人間としての尊厳をひどく傷つけたりしてくる」

 

「どう考えても黒だけど、会社が命令すれば、上司がやれと言えば黒を白だと言って行動をとらなければならない」

 

例えば上記のようなものを不満に思ってても聞き分けよく飲み込んでりゃあ、そりゃあ理不尽なんて無くならねぇ、つけあがっていくだけよと思うわけです。こういうこと言ってると、必ず忍耐力が~とか、人としての成長が~とか言うツッコミをもらいますが、そもそも理不尽なことが無ければ我慢する必要もないでしょ?なら鍛える必要もないでしょ?って考えてしまうんですよ。

 

時には闘うことも大事だと思うんです。もちろん、自分が出来うる限りの最大限の努力をしていることが大前提ではありますが、どう考えてもおかしいことにはおかしいですよと、間違っていることには間違っていますよと。そうしなければ、自分がますますつけあがっていく理不尽にすり減らされていくだけです。

 

闘うことは時に飲み込むことより体力、精神力を使いますし、ノーリスクではない、だから理不尽を諦める人が悪いなんて思わない。ただ、減らせる理不尽は可能な限り減らしたい、おかしいものはおかしいと声をあげたい人たちにまで「それが働くってことだろ?」と諦めることを強要はしないで欲しい。みんな辛いんだよ?だけど頑張ってるんだよ?だからお前も頑張れよ?そんなのただの同調圧力やんけ!自分も辛い思いしてんだからお前もしろよってことじゃんよ!きゅうり野郎はそんなのさっぱりごめんです。

 

…すみません、熱くなってしまいました。頭の皿が乾くのでそろそろ結びますが、ようは「社会は理不尽なものだけど、それを生み出す原因の一つに闘うことを諦める自分や他人があるかもしれない、原因が自分なら、改善出来るかもしれない、それならちょっと頑張って理不尽にアッカンベーをしてみませんかね?」って話でした。

 

皆様はいかがですか?理不尽と上手くやりあえてますか?

 

最後までお読みいただきありがとうございました!今度はもう少し楽しい話題を提供致します!

 

 

きゅうりみたいに青臭くても良いじゃない!

はじめまして、きゅうり野郎と申します。

 

なんで「きゅうり野郎」なんて名前なの?きゅうり好きなの?カッパなの?なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、まさしくその通りです。私はきゅうりが大好きですし(栄養ほぼなしほとんど水分であれだけ美味しいとかすごすぎ)、小さい頃からカッパに似てると言われる始末です。そのたびに「似てるって、お前カッパ見たことあんのかよ」と反論してきましたが、やれ西遊記の絵本だの、歴史の資料集の絵巻だの、花カッパだの散々な文献を提示され続けたのも今では良くない思い出です。

 

ともあれ、故に私はきゅうり野郎なんて名乗っているのですが、理由がもう一つ。それは、私がとにかく青臭いからです。なかなかいい年齢になってきましたが、どうにもこうにも捨てられない!そのことで苦労することも少なからずありましたし、これからもあるでしょう。それでも、この青臭さを(少なくとも今はまだ)捨てたくない!

 

そう、このブログは私きゅうり野郎の青臭い思考や、青臭いエピソードや、全く関係ない雑記を垂れ流すブログです。大したことを言うわけでもありませんが、暇潰しや「こんな青臭きゅうり野郎が世の中にいるんだ、それに比べたら自分は捨てたもんじゃない!」と己を鼓舞するために使ったりしていただければ幸いです。

 

読んでいただきありがとうございました、今後とも、よろしくお願い致します!